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マイクロチップ義務化で犬猫に健康被害は?装着費用や登録方法は?

犬や猫が捨てられた際に飼い主が分かるようにするために、マイクロチップの装着を販売業者に義務づける法律が、2022年6月に施行されることになっています。

このマイクロチップの義務化により、犬や猫の健康被害を気にしている飼い主さんも多いと思います。
また、マイクロチップの装着方法や登録方法についても知っておかないといけません。

 

今回は、

マイクロチップ義務化で犬猫への健康被害

マイクロチップの装着費用や登録方法

についてリサーチしました。

マイクロチップ義務化で犬や猫に健康被害は?

マイクロチップを犬や猫に埋め込むことにより、「炎症を起こすことがある」や「がんを発症する可能性がある」という健康被害の情報が出ています。

イギリスの小動物獣医師会が『まれにチップに反応して炎症を起こすことがある』と報告しています。アメリカの獣医師会は、非常にリスクは低いものの、チップによって『がん』を発症する可能性にまで言及している。

引用:NEWSポストセブン

装着が義務化されたマイクロチップは、直径2mm、長さ8〜12mmほどで、獣医師が注射器で犬や猫の首の後ろ側に入れます。
日本獣医師会は「障害はほとんどない」と説明していますが、炎症や発がんといった症状が出なくても、マイクロチップの違和感は犬や猫にとってはストレスになるでしょう。

また、健康被害ではありませんが、マイクロチップ装着の義務化が進んでいるヨーロッパなどでは、飼育ができなくなった飼い主が証拠隠滅のためにナイフでマイクロチップを取り出してから遺棄するという事件も起きています。

そのような事態も想定しておかないといけませんね。

マイクロチップの装着費用や登録方法は?

装着費用

マイクロチップを犬や猫に装着する費用は、動物病院によって異なりますが、数千円程度かかります。
登録費用としては別途1,050円がかかります。

助成金制度がある市区町村があるかもしれませんので、事前にご確認をください。

登録方法

マイクロチップを装着したら、「AIPO(動物ID 普及推進会議)」というデータベースへの登録が必要で、登録方法は以下の通りです。

■マイクロチップを装着した際に動物病院で獣医師が必要事項を記入した登録用紙に、飼育者の情報を記入

■登録料1,050円を郵便局で振り込んだあと、用紙に受領書を貼り、専用封筒で申込書の送付

■これで登録手続きができ、不備がなければ約2〜3週間で登録完了

■飼育者の名義や住所、連絡先、犬猫の登録情報などの各種変更手続きは、登録完了通知はがきや登録用紙のコピーに変更する内容を記入し、AIPO事務局へ郵送・FAX・E-mailにて届出を行う

■または「公益財団法人日本獣医師会:マイクロチップ登録申請システム」でオンライン申請ができるので、自身で変更の手続きを行う

■ペットが亡くなった場合には登録削除の手続きが必要

まとめ

犬や猫へのマイクロチップ装着が義務化されることを受けて、健康被害や登録方法についてまとめました。

2022年6月以降の義務化ですが、考えておかないといけない課題が多いように感じます。